イスラボニータ | 馬、血統、次走、敗因、距離、レース後コメント
イスラボニータの血統・成績データ
父親:フジキセキ
母親:イスラコジーン(母父Cozzene)
調教師:栗田博憲(美浦)
年齢:3歳牡馬(記事作成2014年11月時点)
主な勝鞍:セントライト記念(G2)、皐月賞(G1)、共同通信杯(G3)、東京スポーツ杯2歳S(G3)
主な重賞成績:天皇賞秋(G1)3着、セントライト記念(G2)1着、ダービー(G1)2着、皐月賞(G1)1着、共同通信杯(G3)1着、東京スポーツ杯2歳S(G3)1着、新潟2歳S(G3)2着
主な兄弟:ステイリッチ
イスラボニータの近走レース後コメントまとめ
ジャパンC(G1)9着 2014年11月30日
蛯名騎手レース後コメント・・・レースは上手く運べたと思ったんですけどね。追い出しもギリギリまで我慢して、負けることないくらいの手応えで来たけど、追い出してからが…。まだ3歳だし、よく頑張ってくれてます。
安藤勝己・・・イスラボニータは距離。古馬になると適性がもっと出てくるから今後の路線は興味深い。やっぱり血は争えないんやね。そう考えると天皇賞秋に参戦したんはナイスジャッジやった。
天皇賞秋(G1)3着 2014年11月2日
ルメール騎手レース後コメント・・・スタートしてからペースがゆっくりだと感じたので、ポジションを上げていきました。道中落ち着いていたし、手応えも良かったです。ただ、1頭になった時に遊んでしまって、最後は差されてしまいました。追い出しを待ったつもりだったけど、もう少し待ってもよかったのかもしれません。まだ3歳馬だし、よく頑張ってくれました。
セントライト記念(G2)1着 2014年9月21日
蛯名騎手レース後コメント・・・完勝でした。スタートして後ろになりすぎない程度に行きたいと思いましたが、馬場も内は悪いので、内に入ってこなかったので馬自身も我慢してくれて、良い形で運べました。最初はハミを取っていましたが、向正面に入るころには落ち着いて、トゥザワールドの後ろにつけられました。あとは4コーナーだけうまく空いてくれれば脚はあるので、自信を持って乗りました。空いてからは速かったです。この馬の持ち味です。春は悔しい思いをしたので、秋は雪辱したいと思っています。
ダービー(G1)2着 2014年6月1日
蛯名騎手レース後コメント・・・枠順の差です。勝ち馬と枠順が逆だったら着順も逆だったと思います。内の馬場が良いのはわかっていましたし、向こうは黙っていてもあの位置。こちらは内にポジションをとりにいってあの位置。やれることは精一杯やって力は出し切っていますし、仕方ないです。最後もまた抵抗していますし、秋にリベンジしたいです…。
栗田調教師レース後コメント・・・皐月賞ではこちらが前の馬をマークしましたが、今日は逆に目標にされてしまいました。スタートして少しかかりましたが、蛯名騎手がなだめてうまく乗ってくれたと思います。
皐月賞(G1)1着 2014年4月20日
蛯名騎手レース後コメント・・・折り合いと、包まれないレースが出来ればと思っていました。内枠がアダにならないように。今日は新馬戦以来の折り合いの良さで、良い形で持って来れました。初めての中山でしたが、十分折り合いが付いていて、いつでも弾ける手応えでした。人気馬が前にいて、それを見る形で良い位置だったと思います。先頭に立った時には『なんとか踏ん張ってくれ』と思ったんですけど、自分が思ってた以上に後ろは離れていましたね。この馬は体がしなやかで、そういう部分は調教では積み重ねられないものですから。持って生まれた、天性のものです。2歳の頃は、完成されてると思うくらい良い走りだったので、『もしかして早熟なのかな』と思ったくらいです。でも今年初戦を勝って、総合能力が高いのだとわかりました。ダービーは距離が延びますが、順調に行ってくれて、折り合いが付けばと思ってます。この馬だけ距離が延びるわけじゃなくて、みんな一緒の条件ですからね。東京の方がさらにいい馬だし、ダービーが楽しみです。
栗田調教師レース後コメント・・・この馬に会ったのは1歳の夏前ですが、その時から柔らかくてしなやかな馬だなと感じました。性格的にはやんちゃなところもあるんですけど、それがまたこの馬の良いところなんじゃないかと思っています。今日は初めての中山でしたが、手前もきちんと変えるし、調教でも右回りを走っているので心配ないと思っていました。道中は掛からず、グッドポジションをキープしていたので、少しずつ上がって行けばいいなと。本当に強いレースでした。ダービーは距離が2400mになりますが、気性面がさらに成長して、克服して欲しいと思っています
共同通信杯(G3)1着 2014年2月24日
蛯名騎手レース後コメント・・・(サトノアラジンが動いたときも)こちらは余裕でした。出して行ったときにスッと追いつきました。手応えもありますし、動きやすかったです。スタートが上手になってきて、むしろ折り合いをつけるのが大変でした。ハナに行く勢いでしたが、馬の後ろにつけて馬群の中に入りました。順調にひと冬を越して、今年の緒戦としては100点満点です。
東京スポーツ杯2歳S(G3)1着 2013年11月16日
蛯名騎手レース後コメント・・・スタートは良かったのですが、少しハミをかんで行きたがりました。それでも我慢してくれて、競馬自体はスムーズでした。最後の直線では追い出しを待つ余裕がありました。非常にフットワークが良い馬で、今後距離が延びたときに行きたがる面が課題になるかと思いますが、今日はとりあえず素質があることは十分に証明してくれたと思います。
管理人から見たイスラボニータ
イスラボニータは皐月賞を勝ち、ダービーは2着に敗れはしたものの、現3歳牡馬で一番強い馬だと思います。
先行して押し切れる脚質なので安定感があり、ここまで9戦して【6・2・1・0】と堅実。
古馬と初対戦となった天皇賞秋では、私はイスラボニータ本命にしたのですが、3着に頑張ってくれました!
菊花賞は距離が長いと判断し、天皇賞秋に向かった戦略は正しかったと思います。
イスラボニータは父フジキセキ、母父コジーン(フォルティノ系)という血統。
適距離は2000m以下かなと思います。
2400mでもギリギリ持つと思いますが、相手が強すぎると2400mだと分が悪いでしょうね。
トビの綺麗な馬なので、雨が降って重馬場や不良馬場の道悪競馬は少し割引は必要かも。
小回りの中山コースよりも広い東京や新潟コースの方が合っているはず。
イスラボニータの次走展望【ジャパンカップ2014】
イスラボニータは、次走はジャパンカップに出走します!
ジャパンカップでは父サンデーサイレンス系の相性は良いので、イスラボニータは血統的にGOOD。
現3歳牡馬のトップホースなので、メンバーが揃ったジャパンCも楽しみな1戦です。
ただ天皇賞秋3着の時に先着を許したスピルバーグとジェンティルドンナがジャパンCにも出走してきますし、さらにジャスタウェイジャスタウェイやハープスターといった強力馬とも戦わないといけないことになります。
エピファネイアやデニムアンドルビーも叩き2走目で上積みがあると思うし、イスラボニータ自身かなり強い競馬をしないことには馬券圏内を確保するのは難しいと思います。
まだ適距離であれば可能性は十分あると思いますが2400mというギリギリの距離で果たして完璧なレースができるかどうか?
4番人気ということで人気はしていますが、ここは危険な人気馬になる可能性も高いと予想します。
前走の天皇賞秋が目イチだったんじゃないかなぁ?
蛯名騎手も春は調子良かったですけど最近はそこまで恐い存在ではないです。
ダービーでワンアンドオンリーに負けた敗因は内外の差なので、今回ワンアンドオンリーには勝てると良いですね。
↓↓前走「天皇賞秋 3着、7枠15番、オレンジ」動画